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1999 年度 実績報告書

発生分化にかかわる卵糖脂質結合蛋白質・レクチンの探索

研究課題

研究課題/領域番号 10680563
研究機関新潟大学

研究代表者

荒木 恵子  新潟大学, 脳研究所, 助手 (70018604)

研究分担者 阿部 幸子  新潟大学, 脳研究所, 助手 (60018603)
キーワード構造解析 / phosphonoglycolipid / Aplysia kuroda / egg mass / レクチン
研究概要

平成10年度に引き続き、アメフラシ卵より精製した糖脂質EGL-IIの構造解析を行った。
1.EGL-IIはFAB-MS測定、HF(+)EGL-IIはSlMS測定を行った。その結果EGL-IIはm/z 2208,2222,2236,2250の(M-H)^-を、一方HF(+)EGL-IIはm/z1887,1901,1915,1929の(M-H)^-をそれぞれ示し、この分子量の差321は3分子の2-AEPnがEGL-IIの糖鎖に結合している事を示した。これは糖組成の分析、アミノ酸アナライザー分析結果に更なる確証を与えた。HF(+)EGL-IIのSlMS測定のフラグメントイオンからEGL-IIの糖配列はGal→(GlcNAc)Gal→(3-0-MeGal)GaL→(Gal)Gal→Glc→ceramideである事が明らかになった。一方、EGL-IIのFAB-MS測定のm/z805,819,833,847は(2→AEPn一Glc-cerarmide)^-の、m/z1357,1371,1385は〔(2→AEPn-Gal)(2→AEPn-Gal)-(2→AEPn-Glc)-ceramide]^-のmolecular ion speciesをそれぞれ示した。
2.NMR分析、メチル化分析など全ての分析結果より、EGL-IIの全化学構造を決定した。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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