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1999 年度 実績報告書

マウス胎仔生殖細胞の分化段階特異的に発現する遺伝子のクローニングと機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10680681
研究機関大阪府立母子保健総合医療センター研究所

研究代表者

松居 靖久  大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 病因病態部門, 部長 (40241575)

キーワード始原生殖細胞 / 減数分裂 / サブトラクション / 性分化 / GFP
研究概要

胎仔生殖細胞の形成、分化や増殖・生存能の低下、減数分裂の開始、精原細胞への分化は、環境因子とそれに対するこれらの細胞の反応性の変化により制御されていると考えられる。しかしこういった過程を制御する分子機構はこれまで明らかになっていない。そこで本研究では、こういったことを明らかにする目的で、発生段階特異的あるいは性特異的に生殖細胞で発現する遺伝子をサブトラクションcDNAスクリーニングにより単離し、その機能を解明することを目的とする。本年度は、始原生殖細胞の性分化に関わる遺伝子を得るために、12.5日胚の雄、雌の生殖隆起を用いてスクリーニングを行い、雄生殖隆起で特異的に発現している遺伝子の候補を多数得た。また、始原生殖細胞の形成に関わる遺伝子の単離を目的に、始原生殖細胞で特異的にGFPを発現するトランスジェニックマウスから、蛍光顕微鏡下でマイクロマニピュレーターを用いて単離した、移動期にある8.5-10.5日胚始原生殖細胞と、未分化幹細胞である胚盤胞内部細胞塊からcDNAを合成し、それらの間でサブトラクションスクリーニングを行い、移動期始原生殖細胞で特異的に発現する遺伝子の同定を試みている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Ohtaka, T. et al.: "Hematopietic development of the primordial germ cell-derived mouse embryonic germ cells in culture"Biochem. Biophys. Res. Commn.. 260. 475-482 (1999)

  • [文献書誌] Yoshimizu, T. et al.: "Germline-specific expression of the Oct-4/green fluorescent (GFP) transgene in mouse"Dev. Growth Differ. 41. 675-684 (1999)

  • [文献書誌] Toyoda-Ohno, H. et al.: "Members of ErbB receptor tyrosine kinasses are involved in germ cell development in fetal mouse gonads"Dev. Biol.. 215. 399-406 (1999)

  • [文献書誌] Matsui, Y. et al.: "Apoptosis of fetal testicular cells is regulated by both p53-dependent and independent mechanisms"Mol. Reprod. Dev.. 55 (印刷中). (2000)

  • [文献書誌] Toyooka, Y. et al.: "Expression and intracellular localization of mouse V asa-homolog protein during germ cell development"Mech. Dev.. (印刷中). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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