研究概要 |
inv遺伝子は左右非対称性に関与する遺伝子がいくつか知られている中でも初期過程の決定に関与すると考えられる。inv遺伝子は1062個のアミノ酸を持ちN末に151回の繰り返しのあるアンキリン・モティフを持つ蛋自であるが、その左右決定に関する機能は不明である。 我々は、初期胚操作のやりやずいxenopusのinv homologuをクローンし、xenopus胚操作によってその機能の解明を試みている。その第一段階としてxenopus inv geneのクローニングを行った。degenerative oligoを用いたPCRにてmouse inv とホモロジーのある領域をまずクローニングした。partial colningされていたXenopus cDNAはマウスとアミノ酸で約85%程度の核酸では約60%程度のホモロジーがある。このcDNAクローンをもちいて、xenopus oocyte libraryをスクリーニングし、全長のcDNAクローンを得て、その塩基配列を決定した。その結果、2個のcDNA cIonesがえられた。これらのクローンはやはりマウスのinv遺伝子と同様にアンキリン・モティフの15回の繰り返しをもっていた。しかしながら、アンキリン・リピートよりC-末のホモロジーは少ながった。さらに、RT-PCR,whole monut insite hibridizationなどで発現パターンを検討すると、2細胞期よりすでに発現がみられることがわかった。
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