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1998 年度 実績報告書

パラメトリックアレイ収束超音波ビームによるインテリジェント歩行誘導システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10680793
研究機関信州大学

研究代表者

米沢 義道  信州大学, 工学部, 教授 (90020982)

研究分担者 橋本 昌巳  信州大学, 工学部, 助手 (20242670)
伊東 一典  信州大学, 工学部, 助教授 (30043045)
キーワードパラメトリックアレイ / 音波ビーム / 歩行誘導
研究概要

本研究は視覚障害者の位置を検出しながら、耳に聞こえる音波ビームにより所定の方向あるいは位置に誘導するシステムの開発研究である。このシステムは、音波ビームの発生技術とこれを用いた人の位置を検出する技術が必要である。本年度は主にこの部分について以下のような検討を行った。
1. 音波ビームの発生、改善
音波ビーム即ち指向性の極端に高い可聴音波は、光のようにレンズや反射鏡では容易に作れない。それは音波の波長が長いために直接作ろうとすると横にかなり長い音源を必要とするからである。しかし、パラメトリックアレイ効果とこれを収束する反射鏡によって、作成することが出来た。ビームの直径は6m離れて約0.2m(-3dB)程である。また、音圧の向上のために源音源のトランスジューサを集積する方法で音圧20dBの向上を図った。
2. ビーム中の人検出
ビーム音としてバースト波を用いて、出力休止時にビーム音源の位置でマイクロホンによる集音を行うと、帰ってきたバースト音の遅延時間からビーム内に居る人までの距離が計測できる。人の音波吸収の問題、ビームと人の背の高さの問題、最適ビーム照射位置、信号検出のためのS/N向上技術など多くの知見を得た。
3. ビームによる誘導予備実験
音波ビームは耳で聞くことができるから、容易にこの中に添って歩くことができる。本年度は誘導の可能性について予備実験を行い、十分の可能性を確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 植松英洋、河村圭一郎、米沢義道、伊東一典、橋本昌巳: "空中音源の定位特性の検討" 電子情報通信学会、技術研究報告. EA98-97. 49-56 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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