研究課題/領域番号 |
10680793
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
米澤 義道 信州大学, 工学部, 教授 (90020982)
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研究分担者 |
橋本 昌巳 信州大学, 工学部, 助手 (20242670)
伊東 一典 信州大学, 工学部, 助教授 (30043045)
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キーワード | パラメトリックアレー / 音波ビーム / 歩行誘導 / 音源定位 / 超音波計測 / バリアフリー / 視覚障害者 / サポートシステム |
研究概要 |
本研究は視覚障害者の位置を検出しながら、耳に聞こえる音波ビームにより所定の方向あるいは位置に誘導するシステムの開発研究である。このための基本技術は従来パラメトリックアレー効果として知られている比較的指向性の高い音波形態を更に放物面を用いて鋭いビーム状に形成することに成功していること、更にこのビーム音を聞いた時、その音源方向定位精度が通常の音場に比べて遥かに高いことが重要な研究のベースとなっている。 昨年度、ビームの形成、人位置の検出、誘導の基礎実験を行い、良好な感触を得たので、本年度は、実際の人誘導について、誘導精度、誘導速度、誘導軌跡など誘導という作業の定量的評価を行なった。その結果、音声帯域の音響信号により0.2m幅の高精度の誘導が行なえ、また用いている超音波(40KHz)によっての人検出精度は0.15m以下の分解能であることがわかった。これらの特性の組み合わせの結果として目的とした「被誘導者の位置を検出しながら歩行誘導するシステム」の実現の可能性が十分示された。
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