研究課題/領域番号 |
10680810
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研究機関 | 東亜大学 |
研究代表者 |
堀内 孝 東亜大学, 工学部, 教授 (10201758)
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研究分担者 |
岩渕 千稚子 北海道大学, 医学部, 奨励研究員
村林 俊 北海道大学, 大学院, 助教授 (30200306)
大石 賢二 東亜大学, 工学部, 教授 (10152042)
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キーワード | 腹膜透析 / 腹膜硬化症 / 細胞培養 / 三次元培養 / サイトカイン / RT-PCR / TGF-β1 / 腹膜繊維芽細胞 |
研究概要 |
本研究は腹膜細胞の3次元培養と積層化により人工腹膜モデルを作成し、腹膜機能に及ぼす腹膜透析液組成、腹膜炎の影響を体系的把握することを目的とするものである。間質モデルとして細胞外マトリックスの主成分であるコラーゲン(I型+III型)に腹膜繊維芽細胞を分散・包埋後、腹膜中皮細胞と血管内皮細胞を両面に単層培養して積層化する方法を確立するもので、本年度は大量の腹膜中皮細胞の確保を目的に兎からの腹膜中皮細胞、線維芽細胞の分離を試みた。又、ラットからの血管内皮細胞の採取と培養の確立につとめた。腹膜細胞への腹膜透析液による経時的刺激によりVEGFやIL-6のサイトカインの発現及び減衰、細胞活性への影響を把握することができ、次年度の積層化試験に関連するおおかたの基礎研究は終了した。
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