研究課題/領域番号 |
10680810
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研究機関 | 東亜大学 |
研究代表者 |
堀内 孝 東亜大学, 工学部, 教授 (10201758)
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研究分担者 |
岩渕 千雅子 北海道大学, 医学部, 奨励研究員
村林 俊 北海道大学, 工学部, 助教授 (30200306)
大石 賢二 東亜大学, 工学部, 教授 (10152042)
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キーワード | 腹膜透析 / 腹膜硬化症 / 三次元培養 / 腹膜修復 / 画像解析 / 細胞遊走 / 細胞増殖 |
研究概要 |
ラット尾より抽出した酸可溶性コラーゲンを4mg/mlの濃度にてトランスウェルに100μl入れゲル化した後、ラット腹膜繊維芽細胞を1×10^4、2×10^4、1×10^5/mlの細胞密度で懸濁した間質モデルを各々100μl積層した。F12培地で2日間培養後、トランスウェル底部の膜の外側に腹膜中皮細胞を1×10^5/ml播種し、細胞接着が十分であると判断できるまで培養した。積層化した腹膜モデルはM199培地で3週間培養し、その形態的変化を観察している。コラーゲンに包埋された繊維芽細胞は2×10^4/mlの細胞密度以上ではFCS未添加においても細胞の伸展がみられたが、それ以下では形態の変化は僅かであった。トランスウェル上において、本条件下ではコラーゲンの収縮は観察されなかった。間質モデルに隣接する膜上の腹膜中皮細胞は播種後3週間以内では玉石状の形状を保つことができるようになった。 滲出性のマクロファージを用いた経マトリックスの遊走実験及びアルブミン、クレアチニンの透過実験はコラーゲンプラグ層の濃度を2〜20mg/ml、プラグ層の厚みを1〜10mmで行った。
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