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1998 年度 実績報告書

講式の国語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10710198
研究機関北海道大学

研究代表者

大槻 信  北海道大学, 文学部, 助手 (60291994)

キーワード講式 / 仏教文学 / 国語史 / 訓点語 / 明恵 / 高山寺
研究概要

講式関係の文献資料を収集し、それを国語学的に分析することを目的として、計6度にわたり京都の古社寺(高山寺、仁和寺)等への原本の実地調査を行った(7・8・10・12月)。原本を直接に調査し、その釈文をその場で直ちにコンピューターへ入力することによって、その後の分析を容易にする方法を採用した。さらに、研究の基礎固めとして、講式関連の書籍・論文を仏教学関係を中心に可能な限り収集した。
その結果、平安・鎌倉時代の口頭語の実相について、新たな知見を得、さらに、「語りもの」の源流としての講式を、国語学の観点からもう一度厳密に捉えなおすことが可能となった。
その成果の一つとして、明恵による講式の一つであり、四座講式の源流ともなった+无盡院舎利講式の影印、翻刻、解説を『明恵上人資料 第四』(高山寺資料叢書第十八冊・東京大学出版会)中に公開することが出来た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 大槻 信: "講式の言語" 国語国文. 66-4. 1-14 (1997)

  • [文献書誌] 大槻 信 他: "明恵上人資料 第四(高山寺資料叢書 第十八冊)" 東京大学出版会, 486 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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