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1999 年度 実績報告書

幕末・明治歌舞伎上演資料の所在調査と有機的連携利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10710212
研究機関立命館大学

研究代表者

赤間 亮  立命館大学, 理工学部, 助教授 (70212412)

キーワード役者絵 / 歌舞伎 / 興行 / 番付 / 上演資料 / 画証資料 / 画像データベース / 写楽
研究概要

1)立命館大学アート・リサーチセンター所蔵の舞台写真について、昨年度、複製化が終っていたが、デジタル画像データのため、ファイリング、チェック・トリミング、欠落画像の追加などを行なった。これは、13万枚という膨大な数に上るため、予想以上に時間がかかった。さらに、検索用画像を作成し、web公開を踏まえたサムネイル画像も完成した。
演目や上演年月日、出演役者などの検索用・リンク用情報については、膨大な数のため、完成しきれなかったが、研究利用上は、十分に効果を発揮するレベルの情報付与はできた。
2)現在、上記のデータを利用して、仮運用なから舞台写真検索データベースが稼働している。ただし、著作権問題については解決しておらず、あくまでも研究利用であることを確認表明するため、パスワードを必要としている段階である。
3)都立中央図書館所蔵役者絵の整理については、考証データの入力を進め、これも現在、検索システムを完成させることができた。
4)これらにより、江戸後期から幕末、明治初期から現代までの歌舞伎興行にかかわる画像資料が比較的容易に入手出来る環境が整えられた。その研究サンプルとして、今回調査対象として資料群では最初の時代にあたる役者絵師写楽の活動を科学的に跡づけた。
続けて、幕末・明治期という歌舞伎研究の上では暗黒の時代の研究を資料を有機的に結び付けた形での研究成果を提示できる段階にある。
なお、松竹株式会社関西演劇部所蔵ガラスネガについては、松竹株式会社の内部事情により、研究期間内に、調査を開始することができなかった。今後も学術的な協力関係を強化していけるよう努力していきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 赤間 亮: "寛政六年度の江戸歌舞伎興行記録-写楽の活動を探る-"論究日本文学. 71. 26-41 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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