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1999 年度 実績報告書

日本における起業の源泉とその支援政策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10730025
研究機関城西大学

研究代表者

新田 光重  城西大学, 経済学部, 助教授 (30245146)

キーワード起業 / 創業 / ベンチャービジネス / 政策 / 進化
研究概要

本研究の目的は,創業の促進を目的とする公共政策(以下,創業支援政策)の理論的基盤を構築することにある.そのためには,創業を経済行為として定式化するとともに,経済主体としての創業者の行動パターンを定式化し,その妥当性を実証的に検討する必要があると考えた.
そこで,本研究では,創業者を企業の設立(創業)を通じて自らが認識する経済的機会の実現を図ろうとする経済主体と考えた.そして,創業を個人的な知識創造のプロセスであると見なし,そのプロセスにおいて発生する機会費用を含む知識創造コストをリスクの創業に伴うリスクの源泉と考えた.そして,潜在的創造者は,知識創造コストを最小化するように創業を意思決定すると仮定した.
以上のようなラインでの仮説群を検討するため,本研究では1999年3月に技術忘向型ベンチャービジネスの創業者に対するアンケート調査を実施した.その集計結果から得られた結論としては,仮説の多くは若千の修正こそ必要であったが,おおむね支持できるというものであった.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 新田光重: "創業支援政策の理論的基礎に関する一試論"城西大学経済学部紀要. vol.17,No1. 53-73 (1999)

  • [文献書誌] 新田光重: "日本におけるベンチャービジネス支援政策の展開"城西大学経済学会誌. vol.27,No1. 31-49 (1999)

  • [文献書誌] 新田光重: "知識創造プロセスとしての創業-技術志向型企業の創業を焦点として-"城西大学経済経営紀要. vol,18,No1. 97-118 (2000)

  • [文献書誌] Mitsushige Nitta: "The Foundation of an Enterprise as a Knowledge Creation Process ; Focussing on the foundation of the technology-intended firm"Nagoya University Economic Research Center Discussion Paper. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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