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1998 年度 実績報告書

電子ネットワークを利用した協調意思決定型ビジネスシミュレーションシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10730052
研究機関一橋大学

研究代表者

神岡 太郎  一橋大学, 商学部, 助教授 (30202021)

キーワードビジネスシミュレーション / 学習支援 / 協調意思決定 / 学習促進性
研究概要

本研究は、ビジネスシュミレーションシステムを構築し、それをユーザの学習システムとして利用できるようにするだけでなく、それを用いた実験を行うことによってデータを収集し、今日の電子システムを用いたコミュニケーションに新しい方向性を提言することである。本年度は、そのための実験システムとユーザ・インタフェースの構築に時間が費やされ、現在、実験そのものに関する準備を行っている段階である。システムに関しては、本研究費で購入された2台のPCの1台をサーバーに、すでに我々の研究室にあるPCを含めてUNIK(Linux)及びWindows/NTをOSの下にLAN環境が整備された。ユーザ・インタフェースに関しては、ビジネスという領域に限定せずに、一般的なユーザ・インタフェースの構築と、そこでユーザが学習を行う上での一般的問題点について研究がなされた。研究発表の項目で示された3つの研究がこれに相当する。特に本研究のようなハイテク環境で対象領域(ここではビジネス)に関する学習のためには、テクノロジーを使いこなせることが前提となるが、この3つの研究発表ではそのような観点からマルチメディアネットワーク環境で、様々なインタフェースに関するユーザの学習を促進させるような要因が考察されている。
現時点では、十分学習対象の領域に踏み込めていないが、実験のテストベッドとして、集団でオペレーションする、簡単な経理処理システムが作成されている。経理情報を各担当者が自分に割り当てられた責任に従って処理してゆくものである。サーバーとクライアントのプログラムは、Java/Appletにてプログラムを作成され、現在稼働中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 神岡 太郎: "ユーザ・インタフェースにおける学習促進性" 一橋・論叢. 119・5. 568-583 (1998)

  • [文献書誌] Taro Kamioka: "Learning chance embedded in environment to facilitate tool-learning" The 2nd International Conference on Cognitive Science. (1999)

  • [文献書誌] 神岡太郎・安西祐一郎: "マルチメディア情報学 第1巻「マルチメディア情報とは何か」第3章" 岩波書店, (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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