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1999 年度 実績報告書

高圧安定相の常圧下における安定化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10750009
研究機関山梨大学

研究代表者

綿打 敏司  山梨大学, 工学部, 助手 (30293442)

キーワード元素置換効果 / 単結晶育成
研究概要

La_2CuO_4のLaサイトをBaで置換した単結晶を系統的に酸素分圧を変化させた条件下で育成した。酸素分圧が増加するとBa置換量が増加することを見いだした。この結果は、Laに比べてイオン半径の大きなBa置換するとより高圧下で相が安定化されることを示している。本研究では更に、Cuサイトをイオン半径の大きなZnやイオン半径の小さなNiを置換固溶した単結晶を育成する技術を確立した。Cuサイトの置換の場合にはLaサイトの置換とはことなり、置換固溶量と安定化される圧力条件に有為な相関関係を現時点では見いだすことは困難であった。しかし、本研究を通じてLa_2CuO_4のLaサイトをBaであるいはCuサイトをZnやNiで置換固溶させる場合に有用なそれぞれの元素の分配係数を求めることで単結晶の育成にひつような条件を確立することができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H.Tanabe, S.Watauchi, I.Tanaka and H.Kojima: "TSFZ growth of La_<2-x>Ba_xCuO_4 single crystals under varied oxygen partial pressure"Advances in Superconductivity X, Proc. 10th Int. Symp. on Superconductivity (TSS'97). 1. 371-374 (1998)

  • [文献書誌] S.Watauchi, R.Kimura, I.Tanaka, H.Kojima: "TSFZ Growth and Physical Anisotropy of La_<2-x>Sr_xCu_<1-y>Ni_yO_4 Single Crystals"Key Engineering Materials. 169-170. 247-250 (1999)

  • [文献書誌] S.Watauchi, H.Tanabe, I.Tanaka, H.Kojima: "Growth of substrate crystal for La_<2-x>Sr_xCuO_4 thick films"Journal of Korean Association of Crystal Growth. 9. 384-386 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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