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1999 年度 実績報告書

混合物の物性値推算による新冷媒の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10750157
研究機関長崎大学

研究代表者

山口 朝彦  長崎大学, 工学部, 講師 (00284711)

キーワード混合物 / 物性値 / 気液平衡 / 化学平衡 / 状態方程式 / World Wide Web / Internet
研究概要

混合物の熱物性値推算プログラムとして、ペン・ロビンンソン状態方程式およびSRK状態方程式による3成分混合溶液に対応したプログラムを作成した。純粋物質の臨界定数および混合に際しての異分子間相互作用パラメータが入手できる数種の混合物について熱物性値の推算が可能である。また、反応性理想気体混合物の化学平衡組成および理論燃焼温度を計算するプログラムを作成し、標準生成エンタルピーおよびギブス・エネルギーなどのデータの入手可能な物質を組合せた理想気体混合物について熱物性値の計算が可能になった。さらに、これらの熱物性値推算プログラムを利用した蒸気圧縮冷凍機のサイクル解析プログラムを作成し、混合冷媒の種類によるサイクル性能の比較を行なった。
このうち、ペン・ロビンソン状態方程式による混合溶液と反応性理想気体混合物のプログラムについては、CGIによるインターフェイスを作成して、インターネットに接続したWorld Wide Webサーバにホームページを開設した。その結果、熱物性値推算データをインターネットを介してどこからでも取得することができるようになった。
混合溶液の物性値データベース構築に際して、推算プログラムによる計算結果のほかに、その妥当性を検証し適応できる混合物の多様化を図るための実験データの蓄積が必要となるが、混合物のデータは充分に得られなかったり、得られても著作権上ホームページで公表できないことがほとんどである。今後は、混合物の異分子間相互作用パラメータなど必要なデータ取得のための測定実験と並行して研究を進め、同時にサーバのログを取り、何処にどの程度の需要があるのかも統計を取っていく計画である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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