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1998 年度 実績報告書

ベクトル量子化による低ビットレート動画像圧縮システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10750272
研究機関京都大学

研究代表者

小林 和淑  京都大学, 情報学研究科, 助手 (70252476)

キーワードFMPP / 機能メモリ / 並列処理 / 高速バス / 画像圧縮 / 低ビットレート / VLSI
研究概要

本年度には,ベクトル量子化による低ビットレート動画像圧縮システムの開発に着手した.
アルゴリズム設計 乗算,除算を用いずに,加減算とシフト演算のみで実現出きるベクトル量子化をベースにしたアルゴリズムの開発を行った.このアルゴリズムを用いれば,PHSの29.2kbpsを用いて1秒間に10枚の176×144ピクセルのQCIF画像を伝送することができる.ベクトル量子化以外の処理は非常に簡単であり,特にデコードが簡単というベクトル量子化の特性を活かしたものとした.現在のアルゴリズムはPentium200MHzを用いればわずか数msでデコードが可能である.
システム開発 既に開発を行ったベクトル量子化プロセッサFMPP-VQ64を用いたシステムの開発を行った.本システムは,ベクトル量子化以外の処理は通常のパソコンのCPU上で行い,パラレルポートを通じてFMPP-VQ64に,ベクトル量子化データを受け渡す.今年度は,まず,FPGAとFMPP-VQ64を手配線で結び,25MHzでの動作を確認した.しかし,実時間の処理には,50MHzでの動作が必要であり更なる改良が望まれる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Kobayashi: "A Real-Time Low-Rate Video Compression Algorithm Using Multi-Stage Hierachical Vector Quantization." IEICE Trans.on Fundemental. E82-A(2)(掲載予定). (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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