• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

マルチメディア応用システムのための映像情報中の人物の検出・識別及び情報抽出

研究課題

研究課題/領域番号 10750296
研究機関学術情報センター

研究代表者

佐藤 真一  学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (90249938)

キーワード顔検出 / 顔追跡 / 顔照合 / 映像解析 / 映像データベース / ドラマ理解
研究概要

映像中の顔の識別方法として,「見え(appearance)」に基づく方法を中心に検討した.映像中の顔を検出・追跡することにより顔シーケンスが得られる.任意の2つの顔シーケンスの照合方法としで,(1)顔シーケンス中の最も正面向きの顔を選択して照合する方法,(2)顔シーケンス間の「最近接対」を選択して照合する方法,という2つの方法を提案し,ニュース映像とドラマ映像,合計10時間弱に適用した結果,最近接対を利用する照合方法がより精度の良い照合を実現していることが分った.ついでこの照合方法を応用して,ドラマ映像に対する顔による自動索引付け手法について検討を行った.連続ドラマの第一話から,システムが選び出した数十程度の顔シーケンスに対して人手で名前を付与してやることにより,続く第二話以降の顔シーケンスに対し,70%以上の正解率で自動名前づけが実現できている.これにより,ドラマの自動内容理解,ドラマデータベースのための自動索引付け,ドラマのハイパーテキスト化などの応用が可能になると期待できる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shinichi Satoh,Yuichi Nakamura,and Takeo Kanade: "Name-It:Naming and Detecting Faces in News Videos" IEEE MultiMedia. Vol.6,No.1. 22-35 (1999)

  • [文献書誌] 佐藤真一,坂内正夫: "映像中の人物の高次処理" 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU'98). I-281-I-286 (1998)

  • [文献書誌] 片山紀生,佐藤真一: "マルチメディア情報の大規模処理に向けた多次元インデクシング手法の応用" 第4回 知能情報メディアシンポジウム. 133-140 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi