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1998 年度 実績報告書

Implicitシステムモデルに基づくロバスト制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10750339
研究機関京都大学

研究代表者

鷹羽 浄嗣  京都大学, 情報学研究科, 助教授 (30236343)

キーワードインプリシットシステム / デスクリプタシステム / H^2最適制御 / ロバストH^2制御性能 / 一般化リャプノフ方程式 / 線形行列不等式 / 消散性 / 線形2次最適制御
研究概要

本年度は,インプリシットシステムとデスクリプタシステムについて研究し,以下の研究成果を得た.
● インプリシットシステムの特別な場合であるデスクリプタシステムに対して,H^2最適制御問題の解を導出した.この結果はAutomaticaに掲載された.
● デスクリプタシステムのH^2ノルムの計算公式を一般化リャプノフ方程式を用いて与え,これに基づいて構造的不確かさに対するロバストH^2制御性能が達成されるための十分条件を線形行列不等式(LMI)により導出した.さらに,ロバストH^2条件を満足するデスクリプタ変数フィードバック制御器の設計法を与えた.これらの研究成果は,Int.J.Controlに掲載された.
● インプリシットシステムの消散性について考察した.特に,2次形式供給率に関して消散的であるためのLMI条件(必要十分条件)を導出し,これに基づいて線形2次最適制御問題の解を与えた.本研究で導出したLMIは,上述の一般化リャプノフ方程式をさらに一般化したものである.この結果は,現在,論文投稿中である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Takaba and T.Katayama: "H^2 output feedback control for descriptor systems" Automatica. 34・7. 841-850 (1998)

  • [文献書誌] Kiyotsugu Takaba: "Robust H^2 control of descriptor systems with time-varying uncertainty" International Journal of Control. 71・4. 559-579 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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