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1999 年度 実績報告書

シェイクダウン解析による地震時安定性および残留変形量の評価と耐震補強に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10750376
研究機関名古屋大学

研究代表者

山田 英司  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (00293647)

キーワード水〜土連成 / 液状化 / 有限変形理論 / 補強土 / 制約条件 / 上負荷面カムクレイモデル / シェイクダウン解析 / 有限要素法
研究概要

補強盛土の地震時安定性及び残留変形量の検討
ジオテキスタイルで補強した軟弱地盤上の盛土を対象として、地盤・構造物間の相互作用を考慮しながら複雑な時刻歴をもつ繰り返し荷重である地震荷重に対する安定性を評価できるシェイクダウン解析と既存の実験装置を用いた模型実験によって以下の点を明らかにした。(1)軟弱地盤上盛土の地震時安定性の向上には補強材の敷設が有効である。(2)盛土法面にパネル等の保護工を併用した補強工法は、斜面安定効果がより大きくなる。(3)地震荷重の作用後の荷重がゼロの状態で補強材に発生している残留軸力は、地震による盛土の残留変形を補強材が抑止している効果を表わしている。
パイルド・ラフト基礎による砂地盤の液状化抑止に対する有効性の検討
上載荷重が作用するパイルド・ラフト基礎が設置された砂地盤の液状化時における変形挙動を水〜土連成弾塑性有限変形計算により調べ、パイルド・ラフト基礎の液状化抑止に関する有効性について検討した。パイルド・ラフト基礎の役割を第一近似として長さ不変・角度不変の制約条件を土骨格の変形場に導入して表現し、砂地盤の下部から部分的に浸透力を載荷することによって砂地盤を液状化させて地盤の変形挙動を調べた。べた基礎の場合との比較から、以下の点を明らかにした。(1)パイルド・ラフト基礎は、基礎に作用する上載荷重を地盤深部へ伝達することによって液状化域を小さくできること。(2)砂地盤の液状化により基礎構造物が傾斜する場合、べた基礎よりパイルド・ラフト基礎の方が傾斜量は少ないこと。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山田英司: "パイルド・ラフト基礎による砂地盤の液状化抑止の有効性に関する水〜土連成解析"第35回地盤工学研究発表会(地盤工学会). (発表予定). (2000)

  • [文献書誌] 山田英司: "パイルドラフト基礎による地盤の不同沈下抑制効果"土木学会第54回年次学術講演会(土木学会). 3-A. 480-481 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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