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1998 年度 実績報告書

理象論的コーナー理論に基づく粘土の構成モデルとバイファケーション解析への適用

研究課題

研究課題/領域番号 10750377
研究機関大阪大学

研究代表者

小田 和広  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00185597)

キーワード現象論的コーナー理論 / バイファケーション / 3軸試験 / 降伏曲面 / Cam-Clayモデル / 圧密降伏
研究概要

本研究では,粘土に対する最も基本的な構成モデルの一つである関口・太田モデルの基本的なコンセプトに対し,現象論的なコーナ理論を適用することにより,有限ひずみに対応した新たな弾塑性モデルを開発する。そして,開発した構成モデルを適用した粘土のバイファケーション解析を行い,その適用性と現象論的なコーナ理論の効果について検討するものである。平成10年度の研究実績は以下の通りである。
1. 理論的アプローチ
関口・太田モデルの基本的なコンセプトに対する現象論的なコーナ理論を適用を行った。ただし,本年度は応力誘導異方性を考慮しない等方モデル,すなわちCam Clayモデルに対し,非共軸性の導入および現象論的なコーナ理論を適用を行った。さらに,有限ひずみ理論に対する拡張を行った。現在,解析プログラムを開発中である。
2. 室内試験によるアプローチ
新たな構成モデル誘導ならびに検証のための基礎資料とするために,粘性土の降伏曲面に対する異方圧密および初期せん断履歴の影響を調査することが必要である。本研究では,粘性土に対する排水試験が比較的容易に実行できるミニ三軸圧縮試験機を使用するものとする。ただし,降伏の判定のためには微少な制御ならびに計測が必要となる。このため,ミニ三軸圧縮試験機の改良を行った。また,一般的な粘性土の圧縮挙動を調査するための間隙水圧制御圧密試験機の作製および検証を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小田和広 他: "背圧制御による粘土の一次元圧密試験" 土木学会関西支部年次学術講演会 平成11年講演概要集. 投稿中. (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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