超々高層建物に生じる曲げねじれ不安定振動の3次流体解析を最終目標として、平成10年度で作成した風直角方向に自由度を持つ実験治具を改良し、曲げとねじれの不安定振動実験治具を製作した。そこで得られた実験データをもとに、スパン方向に同一形状を持つ剛体モデルの曲げねじれ不安定振動性状を流体解析的手法により実施した。曲げとねじれの振動応答の位相差、それぞれの応答量を実験結果と比較し、流体解析手法の解析精度を評価する。また、曲げとねじれの不安定振動時の流れの構造の可視化し、2次元柱状体モデルにおける曲げねじれ不安定振動の発生機構を検討した。
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