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1998 年度 実績報告書

スイッチング機能を有する光応答性ポリロタキサンの合成

研究課題

研究課題/領域番号 10750632
研究機関東京工業大学

研究代表者

山口 勲  東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (00272708)

キーワード光応答性ポリロタキサン / 光応答性部位 / テトラチアフルバレン / ヒドロキノン / 電荷移動錯体 / ポリアリーレンエチニレン / 光照射 / 大環状化合物
研究概要

本研究は高速度情報処理用デバイス指向の光応答性ポリロタキサンの開発において、より高速な応答を目指して、光応答性部位を高分子鎖中ではなく大環状化合物中に組み入れ、特定光照射により包接位置を制御して劇的な物性の変化をもたらすポリロタキサンを開発することを目的としている。物性の変化は大環状化合物中の電子供与性のテトラチアフルバレンと高分子主鎖中の受容性のヒドロキノン等の電荷移動錯体形成に基づくものである。本年度はポリロタキサンの軸となる電子受容性基のヒドロキノン骨格を有するポリアリーレンエチニレンの合成を行った。パラジウム錯体触媒によるジブロモヒドロキノンと1,4-ジエチニルベンゼンの重縮合反応を行ったところ、ヒドロキノン骨格を有するポリアリーレンエチニレンが得られた。一方、大環状化合物合成の原料となる2,6-ジブロモテトラチアフルバレン(〕.KA.〔)3,3'-ビス(ブロモメチル)アゾベンゼン(〕.KA.〔)の合成も行った。今後はこの両基質のカップリング反応により大環状化合物を合成し、ポリロタキサン合成を行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Shimizu,T.Koizumi,I.Yamaguchi,K.Osakada,T.Yamamoto: "Preparation of New Tetrathiafulvalene (TTF) Derivatives with Two Functional Groups as Symmetrical Positions・・・・・." Synthesis. 259-260 (1998)

  • [文献書誌] I.Yamaguchi,K.Osakada,T.Yamamoto: "Preparation and Characterization of Polyurethane-Cyclodextrin Polyrotaxane" Macromdecules. (印刷中).

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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