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1998 年度 実績報告書

糸状菌の生産するシロイヌナズナ器官形成制御物質の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10760073
研究機関九州共立大学

研究代表者

島田 淳巳  九州共立大学, 工学部, 講師 (80289347)

キーワードシロイヌナズナ / 生殖器官 / 器官形成制御 / 糸状菌代謝産物
研究概要

シロイヌナズナの器官形成を糸状菌の生産する代謝産物により化学的に制御することを目的とし、平成10年度の研究を行ったので報告する。
平成10年度の研究実績
1、 シロイヌナズナの形態変化を指標とするスクリーニング方法の開発
糸状菌培養液抽出物を用い、シロイヌナズナの器官形成(生殖器官、葉、茎および根)に対する影響を検討するため、微量で再現性の高い一次および二次スクリーニング方法を開発した。
(1) 一次スクリーニング方法:多数の抽出物を検討するために培養試験管を用い、無菌的にシロイヌナズナを栽培し,器官形成に対する影響を調べた。
(2) 二次スクリーニング方法:一次スクリーニングの結果を再現し、人工受粉も可能にするためのポット栽培法を開発した。
2、 糸状菌培養液抽出物の調製およびスクリーニング
(1) 土壌から300種類の糸状菌を分離し、培養液抽出物を調製した。
(2) 得られた抽出物を用い、一次および二次スクリーニングを行った結果、生殖器官形成に影響を示す1菌株を選抜した。
3、 糸状菌培養液抽出物より活性物質の精製・単離
生殖器官形成に影響を示す1菌株について、大量培養を行い、目的とする活性物質の単離・精製を実施している。
今後の研究計画
単離した活性物質の各種機器分析データを測定し、・構造解析を行う。さらに、シロイヌナズナの生殖器官に対する活性物質の生物作用について検討する。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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