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1998 年度 実績報告書

糖尿病関連核内レセプターの作用機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 10770066
研究機関(財)大阪バイオサイエンス研究所

研究代表者

亀井 康富  (財)大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 研究員 (70300829)

キーワード核内レセプター / 糖尿病
研究概要

ステロイドホルモンやレチノイン酸・甲状腺ホルモンなどはリガンドとして特異的な核内レセプターに結合し、それぞれレチノイドXレセプター(RXR)と二量体を形成して標的遺伝子の発現調節をすることが知られている。核内レセプターのリガンドのいくつかは医薬品としての有用性が知られていることから、核内レセプターの細胞内での作用機構を解明することは、基礎的にも創薬などの応用面からも重要である。核内レセプターのうち特に、PPARγのリガンドは抗糖尿病作用を持ち、RXRリガンドによって作用が増強されることが報告されている。RXRと二量体を形成し、抗糖尿病作用の原因となっている未知の核内レセプターを同定する目的で、RXRをbaitとした酵母2ハイブリッドスクリーニングの系を確立した。現時点までのスクリーニングでは、脂質代謝に関連の深い核内レセプターとして知られるLXR、および、いくつかの新規分子が得られている。現在、さらにスクリーニングを進めると同時に、スクリーニングにより得られたクローンについて分子生物学や生化学的な手法を用いて特性を明らかにしようと試みている。また、研究計画を遂行する過程で、PPARγを含む核内レセプターの作用発現に重要であると考えられる新規な共役因子が得られており、その作用機構や発現様式等について検討を行なっている。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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