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1998 年度 実績報告書

SH2ドメインを含む新規シグナル分子の遺伝子破壊による機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10770146
研究機関関西医科大学

研究代表者

石合 正道  関西医科大学, 医学部, 助手 (90298844)

キーワードBCRシグナル / Syk / BLNK / チロシンリン酸化 / PLC-γ2活性化 / Rac活性化
研究概要

BCR(B細胞抗原受容体)はB細胞上に発現しており、BCRを介して細胞内にシグナル伝達されることが、B細胞の活性化・分化に必須である。BCR刺激により最初に誘起される生化学反応は蛋白質のチロシン燐酸化であり、BCR刺激により活性化されるPTKの内、Sykが重要な役割を担っていることが欠損B細胞、knock-ou tmouseの解析より明らかにされていた。従って、Sykのターゲット蛋白質の単離とその蛋白質のBCRシグナルにおける機能解析を目的として研究を行った。
Sykによって、チロシンリン酸化される蛋白質(p80)を単離し、そのcDNAクローニング、ノックアウトB細胞を樹立した。p80の構造はアダプター分子SLP-76と30%の相同性を示し、N末から酸性領域・プロリン領域・SH2領域から構成されており、SLP-76がT細胞特異的なのに対し、B細胞特異的な発現を示した。ノックアウトB細胞のBCRシグナルの解析より、BLNKばPLC-γ2,Racの活性化に必須であることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ishiai,M.,et al.: "BLNK required for coupling Syk to PLC-γ2 and Rac1-JNK in B cells." Immunity. (in press). (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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