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1999 年度 実績報告書

筋炎病態形成におけるHLA classIおよびclassII 遺伝子領域の役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10770212
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

古谷 武文  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30256549)

キーワード筋炎 / HLA / genomic DNA / 膠原病
研究概要

筋炎発症におけるHLA以外の遺伝要因の解析を行った。対象は筋炎82例(PM22例、DM44例、他の膠原病に伴う筋炎16例〔SSc 12例、SLE 4例〕)、コントロールとして健常人及び炎症性リウマチ疾患をゆうしていない175例とした。方法は、genomic DNAよりVβ6.7の多型を含む部分をPCR法で増幅し各々Bam Hlで処理し、切断の有無でアミノ酸置換を伴う二つの対立遺伝子(切断a、非切断b)を検出した。Vb6.7a/aは筋炎群においてコントロール群に比べ有意に少なく(p=0.03)、Vb6.7b/bは筋炎群に多い傾向が見られた(p=0.1)。各筋炎群間ではVβ6.7遺伝子型の分布に有意差は認められなかった。以上の結果より、Vβ6.7遺伝子型の分布が筋炎群とコントロール群間で相違がみられたことより、TCR Vβ遺伝子多型は筋炎の発症に関与していることが示唆された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 古谷武文他: "筋炎発症における細胞抗原受容体(TCR)Vβ遺伝子多型の役割"リウマチ. 39.2. 289 (1998)

  • [文献書誌] Furuya T et al.: "T cell receptor Vβgene polymorphism among Japanese myositis patients"Arthritis Rherm. 41. 5103 (1998)

  • [文献書誌] Furuya T et al.: "Association of HLA class I and class II alleles with Japanese myositis patients"J Rheumatol. 25. 1109-1114 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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