1.慢性アルコール摂取ラットにおける膵液中GP-2分泌様式の検討 意識下ラットの胆膵管にカテーテルを挿入し意識下に膵液摂取を行い、膵液中のGP-2濃度を測定するモデルを作製し、4週間のアルコール摂取後のラットを用いて検討した。 セクレチン刺激後の膵液量、膵酵素量は、対照群であるアルコール非摂取ラットとの間で有意な変化を認めず、アルコール摂取は膵外分泌に有意な影響を示さなかった。膵液中のGP-2濃度に関しても、アルコール摂取は膵外分泌に有意な影響を示さなかった。 2.慢性アルコール摂取ラット膵液のprotein percipitate中のGP-2の検討 膵液のprotein percipitate中のGP-2の存在を金コロイド標識抗GP-2抗体を用いた免疫電子顕微鏡法を用いて検討した。対照と比較して、アルコール摂取ラット膵液のprotein percipitate中のGP-2の存在様相は有意な差を認めなかった。
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