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1999 年度 実績報告書

低酸素性肺高血圧をもたす細胞外基質合成亢進に関与する転写調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10770278
研究機関東京薬科大学

研究代表者

高橋 滋  東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (10266900)

キーワードプロリルヒドロキシラーゼ / 低酸素 / 肺高血圧 / 転写調節 / コラーゲン
研究概要

まず、前年度にクローニングしたラット,prolyl 4-hydroxylase(P4H)α(I)染色体DNAの制限酵素地図を作製した。そして、exon1を含む約3.1kbのDNA断片の塩基配列を解読した。その結果、転写開始点よりも上流-86〜-79の領域に低酸素応答性配列と相同性の高い塩基配列が存在した。ラット胎児肺繊維芽細胞を用いてルシフェラーゼアッセイを行ったところ、この配列は低酸素濃度に応答しプロモーターからの転写量を6倍に上昇させ得ることか分かった。さらに、ゲルシフトアッセイによりこの配列にはhypoxia inducible factor-1(HIF-1)が相互作用しうることもわかった。以上の結果から、P4H α(I)遺伝子の低酸素による転写量の上昇は上流-86〜-79の領域に転写調節因子のHIF-1が作用することによって、引き起こされていることが強く示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Takahashi et al.: "Positive and Negative regulation of the human heme oxygenasel gene expression in cultured cells"Biochimica et Biophysica Acts. 1447. 231-235 (1999)

  • [文献書誌] Y.Takahashi,S.Takahashi et al.: "Hypoxic Induction of Prolyl 4-Hydroxylaseα (I) in Cultured cells"J.Biol.Chem.. (in press). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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