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1998 年度 実績報告書

慢性心不全に対する交感神経抑制の中枢性と末梢性の差異

研究課題

研究課題/領域番号 10770310
研究機関琉球大学

研究代表者

砂川 長彦  琉球大学, 医学部・附属病院, 講師 (80236041)

キーワード心不全 / β遮断薬 / クロニジン / スペクトル解析 / トノメトリー
研究概要

本研究は慢性心不全患者を対象に末梢性αβ交感神経遮断薬であるカルベジロールと中枢性α2作用を介する中枢性交感神経抑制薬クロニジンを単回投与および1週間投与により心臓と血管交感神経活動の変化を調べ比較することを目的としている。それぞれ心臓交感神経活動を心電図のRR変動スペクトル解析で,末梢血管交感神経活動を撓骨動脈の脈波を用いたトノメトリー法による非観血的血圧変動スペクトル解析を用いて分析した.
本年度は軽症心不全の対象者にカルベジロールおよびクロニジンの単回投与を行った。検査前日より畜尿を開始し,検査当日までの24時間尿を採取し、一日尿中ノルエピネフリン・エピネフリンの測定に提出した。1分間15回の調節呼吸下で10分間心電図と血圧を記録し、心電図によるRR変動解析(HF,LF/HF),トノメトリー法による血圧変動解析(HF)をそれぞれ解析したところRR変動では交感神経系の指標であるLF/HF比は投与前1.26、一時間値0.67、2時間値0.72と低下し、副交感神経の指標とされるHFも95.68、1時間値43.74、2時間値21.55と低下した。血圧変動およびクロニジン投与後の解析は現在進行中である。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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