研究概要 |
本年度の研究で以下の事項が新たに明らかとなった。 1,作製したHHV-8のvcyclinに対する抗体がWestern blotに使用可能であること。 2.Primary Effusion Lymphoma(PEL)の細胞ではHHV-8は潜伏感染しており、vcyclin蛋白がリンパ腫細胞から抽出した蛋白を用いたWestern blotで検出できること。 3.vcyclinに対するアシチセンスDNAはvcyclinの蛋白発現を抑制すること。 4.PEL細胞株にvcyc1inに対するアンチセンスDNAを添加することで、リンパ腫細胞のコロニー形成能が抑制されること。 以上より、HHV-8関連リンパ腫の細胞増殖にvcyclinの発現が直接的に関与していることが明らかとなった。
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