• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

インスリン依存型糖尿病発症と膵β細胞におけるアポトーシス

研究課題

研究課題/領域番号 10770572
研究機関熊本大学

研究代表者

豊永 哲至  熊本大学, 医学部, 助手 (60295128)

キーワードインスリン依存型糖尿病 / トランスジンニックマウス / インターフェロンガンマ
研究概要

インスリン依存型糖尿病(タイプ1糖尿病)発症におけるアポトーシスの関与を調べるため,膵臓にインターフェロンガンマを発現し,糖尿病となるトランスジェニックマウスを用いて本年度は以下の解析を行った。
(1) トランスジェニックマウスの糖尿病発症時期トランスジェニックマウスの3週齢から24週齢の経時的な血糖を測定し糖尿病発症時期を解析した。この結果,トランスジェニックマウスでは約半数のマウスで生後5週〜11週で糖尿病が発症していることが明らかとなった。残りの半数は組織的に膵島炎を起こすものの糖尿病にならなかった。
(2) 抗体による発症抑制実験上記(1)の所見より,導入遺伝子と糖尿病発症に解離が認められたため抗インターフェロンガンマ抗体を腹腔に投与し,抗体による糖尿病抑制の有無を解析した。この結果PBS投与の対照群および抗体低投与群(125ug/2W)では糖尿病発症抑制は出来なかったが,抗体高投与群(500ug/2W)では糖尿病は発症抑制が可能であった。
(3) DNA断片化検出糖尿病発症,非発症トランスジェニックマウス,およびネガティブリッターメイトより膵臓を摘出し,DNAを抽出。このDNAを電気泳動し,断片化を解析した。この結果,糖尿病発症マウスにおいてですら,著明な断片化は認められなかった。
(4) 組織化学的方法(TUNEL法)糖尿病発症トランスジェニックマウスの膵臓を摘出し,組織化学的にアポトーシスの有無を検討した。この結果,膵臓においてアポトーシスが検出できた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Toyonaga T: "Tissue specidicity of interferon-γ expression and the Jenetic backgraund can affect development of diabetes" Diabetologia. Vol41sup. A63-A63 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi