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1998 年度 実績報告書

消化器癌におけるアンギオゲニンの発現の検討と癌の診断治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 10770606
研究機関東京大学

研究代表者

下山 省二  東京大学, 医学部附属病院分院, 助手 (60242145)

キーワードアンギオゲニン / 大腸癌 / 血管増殖因子
研究概要

1. 胃癌,大腸癌患者血清中のアシギオゲニン濃度の測定について.
大腸癌患者34例,胃癌患者30例について,手術前後の血清中のアンギオゲニンの推移をELISA法にて測定し,比較した.対照として23例の健常人血清および9例の非悪性腫瘍患者(ヘルニア患者)の血清を使用した.大腸癌において,癌の進行度に比例して血清中のアンギオゲニンが有意に高値を示し,癌の切除によってこの値が健常人と同等のレベルにまで低下することを確認し報告した.一方,ヘルニア患者においては,手術前後における血清アンギオゲニン値の変化はみられなかった.以上より,血清中のアンギオゲニン値が,大腸癌の進行度を反映するととが示唆された.胃癌患者においても同様の傾向を認めており,現在検討をすすめているところである.
2. 胃癌,大腸癌組織中のアンギオゲニンの発現について.
15例の大腸癌組織,10例の胃癌組織中のアンギオゲニンの発現について,ウエスタンブロット法により検討している.現在まだデータの集積段階であるが,胃癌組織においては,正常胃粘膜と比較してアンギオゲニンの発現が増強している傾向を示している.今後,さらに検討を進めるとともに,大腸癌組織においても同様の検討を行う予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shouji Shimoyama: "Iucreased serum angiogenin conceniration in colorectal caucer is comelated with caucer erogression" Clinical Cauce, Reseurch. 印刷中.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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