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1998 年度 実績報告書

ヒト食道扁平上皮癌に対する新しい治療体系の開発-VEGFアナログを用いて-

研究課題

研究課題/領域番号 10770634
研究機関東京歯科大学

研究代表者

石 志絋  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (90255472)

キーワード食道扁平上皮癌 / VEGFアナログ / 腫瘍血管新生 / VEGF
研究概要

腫瘍血管新生因子の1つであるVascular endothelial growth factor(VEGF)のアナログ作製を,以下の2つのアプローチにより進めている.なお,分子量38.2kDaの,Recombinant Human VEGF_<165>を入手した.
1.VEGFがヘパリン結合した2つのポリペプチド鎖より成る2量体蛋白であることを利用し,単純にヘパリン結合を化学的に切断,単量体化し,in vivo,in vitroでのリガンドとしての活性の有無を検討中である.
2. VEGFをトリプシン,キモトリプシン,V8プロテアーゼなどの分解酵素,臭化シアン,2-ニトロ5-チオシアン安息香酸などの化学物質を用いて,比較的大きなペプチド断片化し,各々のアミノ酸配列を現在解析中である.今後,異種間におけるVEGFの構造上の違いや,VEGFと類似した構造を持つ,腫瘍血管新生因子の1つであるPlateletderived growth factor(PDGF)との構造上の比較を行った上で,約20塩基より成るポリペプチドを蛋白合成装置を用いて複数種合成し,in vivo,in vitroでのリガンドとしての活性の有無を検討する予定である.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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