【マウス羊膜細胞の維代培養】 妊娠第18日目のA/Jマウスを屠殺後、開腹し、子宮を切開して、羊膜を摘出した。 羊膜を細切し、トリプシン処理にて単離細胞を得た。これを37℃、5%CO_2下、20%FCS添加RPMI1640にて培養した。継代培養は3〜4代行うことが可能であった。 【遺伝子導入効率の検討】βガラクトシダーゼ(Lac-Z)遺伝子を発現するレトロウイルスベクターを羊膜細胞に導入し、その効率を検討する。現時点では、導入効率は約60〜70%であり、今後は導入効率の上昇をはかる必要がある。 【来年度の目標】 羊膜細胞のホーミング:Lac-Z遺伝子導入したマウス羊膜細胞を経静脈的に投与して、各臓器内での羊膜細胞の分布および、経時的変化を検討する。
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