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1999 年度 実績報告書

顎顔面慢性疼痛における刺激伝達経路の検討 -マイクロダイアリシス法を用いて-

研究課題

研究課題/領域番号 10771143
研究機関九州歯科大学

研究代表者

坂本 英治  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (00295859)

キーワード疼痛 / 神経伝達物質 / Formalintest / microdialysis / 視床
研究概要

脊髄神経レベルでの疼痛刺激入力に対する疼痛関連行動を脊髄後角、VPLにおける神経伝達物質の放出の変化を検討する。
1),動物モデル
雄性SDRatに2%Halothane吸入下脳内にMicrodialysisprobeを髄腔内(IT)およびVPLの位置になるように挿入固定する。
2),Formalin test
2%Halothane吸入下で十分鎮静され、5%Formalin50ulをrat手掌皮下注射する。Formalin test 1st phase,2nd phaseを自由行動下のratの植立されたITdialysisおよびBrain dialysisに持続注入ポンプを接続し一定の速度(ITdialysis10ml/min,Braindialysis2ml/min)で人工脳脊髄液で灌流する。Formalin注入後10分毎に採取したサンプルMicrodialysisを用いたVPLでのグルタミン酸放出の変化を検討した。
結果と考察
(ITdialysisanalysis)二相性の疼痛行動に対し、神経伝達物質であるglutamateの放出はFormalin注入直後の1stphaseのみ有意な上昇を認めた。これはMarsalaらの報告(1995)の結果と符合し、実験系の再現性を確認された。
(ITdialysisanalysis)二相性の疼痛行動に対して、glutamateの変化は二相性の変化を示すが明らかな差は認められなかった。
これらのことは脳内の神経伝達物質が微量であることからさらなる精度を高めまた植立部位、他の神経伝達物質の検討する必要がある。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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