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1998 年度 実績報告書

周産期に子どもの死を経験した母親の次子の妊娠・出産に至るまでの悲哀のプロセス

研究課題

研究課題/領域番号 10771377
研究機関千葉大学

研究代表者

日野原 啓子  千葉大学, 看護学部, 助手 (20292683)

キーワード周産期 / 新生児死亡 / 自然死産 / 母親の悲哀 / 悲哀のプロセス
研究概要

本年度は、これまでにデータ収集を終了している周産期死亡から約3〜4か月にわたる母親の悲哀に関するデータの分析と、文献検討を重ね、次子妊娠出産に至るまでの母親を追跡調査するための研究方法の再検討を行ってきた。
3〜4か月の母親の悲哀の特徴を分析することによって、母親が自分自身で悲嘆の解決に取り組むことの重要性が示唆され、この知見を元に、その後のデータ収集方法および、データ収集時の研究者の母親への対応の仕方を見直してきた。また、この悲哀のプロセスは新たな適応状態へ向かうプロセスであると定義しているが、この分析の結果から、適応という概念の見直しが必要であるとことが考えられた。これらの検討を重ねつつ、現在は、その後のデータ収集を始めるための具体的な準備を進めているところである。
また、周産期の子どもの死を経験した母親の悲哀の特徴に関して、研究成果の一部を看護学領域の学会において発表し、今後の研究の方向性について有意義な示唆を得ることができた。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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