研究概要 |
WWW上に発信されている情報を加工し,用語の解説情報を付加したり,平易な表現に置き換えるシステムの構築を行うこととした。 WWW上では,文字情報はHTML文法によって記述されており,写真や音などの情報の挿入箇所や他の情報へのリンクなどの指示が含まれている。 このHTML文法に注目し,この文字情報ファイルを変換することで発信者の情報を極力変更することなく解説などの情報が付加する仕組みとした。 システム上に用意する変換用の対応表現データベースは,用語とその解説文および,解説ぺ一ジのURLというシンプルなテーブル構造とした。このような構造とすることで,解説ぺージが独立できる。そうすることで解説ぺージ中に音声による説明や絵による図解などによりビジュアルな表現手段が可能となるとともに,解説ぺージそのものを他のサイトから発信可能とした。 変換時には,解説が付加されていることを示すアイコンを挿入するといった,極力,元のデザインを崩さない付加の仕方を採用し,アイコンを選択することで,新しいウィンドウに解説ぺージが表示される操作性を採用した。また,ブラウザを限定するが,解説が付加された部分にフォーカスがくると,解説文がバルーンヘルプ風に表示する操作性も採用した。 このようにインターネット上で子ども向けに情報を発信しようとする活動を支援する情報付加システムを開発した。
|