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1998 年度 実績報告書

マルチメディア時代のバウハウスとメディアリテラシー教育の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780121
研究機関岩手大学

研究代表者

本村 健太  岩手大学, 教育学部, 講師 (70281946)

キーワードバウハウス / マルチメディア / メディアリテラシー / ビデオ / CG / 美術 / 芸術 / 教育
研究概要

ドイツの芸術造形学校であり、芸術・デザイン運動でもあった「バウハウス」の歴史的な理念としての「総合芸術」と「芸術と技術の統合」を今日的な視座において再考することによって、「マルチメディア時代」の芸術のあり方と「美術教育」の可能性を検証した。
まず第一に、「エレクトロニック・バウハウス」という概念による芸術と電子テクノロジーの統合としての表現形式について、歴史的なバウハウスの理念との整合性を考察した。ここでは、マルチメディア・アーティストという表現者の立場と、バウハウス教育の研究家の立場での認識の相違について、双方の論述を比較検討し、マルチメディアによる表現のさらなる発展の可能性を探るとともに、個としての人間を全体的に教育していこうとする「全人教育」理念の重要性を再認識することとなった。
次に、「美術」という教科における「メディアリテラシー教育」の可能性を実践研究として実施し、教員養成課程での教材開発を試みた。ここでは、ビデオカメラ、ビデオ編集機、コンピュータ等映像機器を活用した映像表現としての「ビデオクリップ」の制作や、簡単なCGアニメーション、Webデザインの教材化を実験的に実践した。この作業によって、マルチメディアの特性の理解から新たな表現が生じる可能性を検証するとともに、教育媒体として活用するための基礎的な考察を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 本村健太: "マルチメディア時代のバウハウス-芸術と電子テクノロジーの統合に向けて-" 岩手大学教育学部研究年報. 58・1. 21-31 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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