• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

複雑な形状テータのレンダリング速度向上に関する適応的制御性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780173
研究機関東京農工大学

研究代表者

吉田 典正  東京農工大学, 工学部, 助手 (70277846)

キーワードポリゴン簡略化 / 視界依存適応的表示 / 仮想現実
研究概要

近年,非常に複雑な形状データを高速に表示する要求が高まっている.従来,複雑なモデルを高速に表示させるためには,一つのモデルに対して複雑さの異なるいくつかのモデルをあらかじめ用意しておき,物体の画面上での大きさなどに応じて,詳細さの異なるモデルを利用するという手法が用いられてきた.しかし,この手法では,ある詳細さのモデルから別の詳細さのモデルに変わるときに,popping effectと呼ばれる視覚的なギャップが存在することが指摘されている.
本研究は,「複雑な形状データを,最終的に生成される画像をできるだけ劣化させることなく高速に表示する」ことを適応的制御性という視点から研究を行った.平成10年度の研究成果を次に示す.
1 三角形面分で構成されるポリゴンモデルを対象とし,視野角,視点から物体までの距離,法線ベクトルの向いている方向に応じて、形状データを適応的に簡略化または詳細化を行い表示する手法を作成した.
2 ポリゴンモデルの簡略化を,物体空間において高速かつ質のより手法を用いることにより,少ない前処理時間で質のよいモデルの表示を実現した.
3 上記の理論を実際のプログラムを作成し,いくつかのモデルに適用することによって、その有効性を確認した.本手法では,モデルの簡略化及び詳細化は,数段階ではなく,より多くの段階で詳細に変更されるので,従来の手法よりもpopping effectが生じる可能性が減る.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Vorimasa Yoshida and Katsuhiro Kitajima: "Polygonal Surface Simplification of Complex Objects for Real Time Display" Proceedings of the Mechatronics. 752-757 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi