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1998 年度 実績報告書

曲線(面)における視覚言語の抽出とそれを用いたリバースエンジニアリング技術開発

研究課題

研究課題/領域番号 10780194
研究機関和歌山大学

研究代表者

原田 利宣  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (80294304)

キーワード視覚言語 / 曲線・曲面 / プロダクトデザイン / リバースエンジニアリング
研究概要

本年は,まず現行CADシステムにおいて一般的に用いられている曲線創成・変形方法の問題点を見いだした。次に,その問題点を解決するために,デザイナの描いた多くの曲線や実際の工業製品に用いられている曲線を分析して,デザイナはどのような曲線を魅力的と感じているか,またどのような曲線を描こうとしているかを分析した。その結果,デザイナーは自己アフィン性を有する曲線を魅力的と感じていることが明らかとなった。また,この事実をもとに,造形における曲線の視覚言語化・体系化を行った。
さらに,現在,自然造形物や工業製品以外の人工物(刀剣,陶芸など)まで範囲を広げ,それらに用いられている曲線を採取・分析中である。これにより,自然界にある造形物がどのような曲線で構成されているか,また古来から職人がどのような曲線(視覚言語)を用いて造形を行ってきたか,さらに視覚言語をどのように組み合わせて外形線を構成しているかを研究中である。
加えて,来年度開発予定のリバースエンジニアリングのための,視覚言語を用いた曲線創成システムのプロトタイプを開発中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 原田, 森山, 吉本: "複合リズム曲線とその創成手法" デザイン学研究. 45・2. 17-24 (1998)

  • [文献書誌] 原田, 森山, 吉本: "視覚言語を用いた曲線創成システム" デザイン学研究. 45・3. 63-70 (1998)

  • [文献書誌] 原田 利宣: "工業製品の外形曲面殴計方法" 日本設計工学会誌. 33・7. 250-255 (1998)

  • [文献書誌] 原田, 森山, 吉本: "魅力的な曲線とその創成アルゴリズム" 形の科学会誌. 13・3. (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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