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1998 年度 実績報告書

グループ活動を支援するための情報検索および情報共有システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780269
研究機関学術情報センター

研究代表者

杉本 雅則  学術情報センター, 研究開発部, 助手 (90280560)

キーワード情報検索 / 可視化 / ヒューマンコンピュータインタラクション
研究概要

今年度は、COSPEXと呼ばれるシステムの機能強化を中心に研究を進めた。COSPEXは、分散情報資源からの情報収集を支援するためのシステムであるが、ユーザによる情報の活用を支援するためには、情報収集機能の高度化を始めとして、さまざまな機能拡張が求められる。そこで、本研究では、まずユーザモデリングに関する基礎的な検討を行った。その上で、機械学習技術を応用した機能を実装することにより、ユーザとのインタラクションを通して、ユーザの検索意図を推定することを可能にした。次に、システムの情報可視化モジュールを新たに実装し、情報資源の意味的構造を可視化する機能を実現することにより、検索過程においてユーザが容易に情報発見を行えるようにした。このような機能拡張を行った上で、システムの実用性を評価するため、現在十数万件程度の大規模文書データを対象としたデータベースの構築を進めている。グループにおける情報共有のための機能の実現に関しては、いかにして過去のグループの有用な経験や知識(組織メモリ)を蓄積し、それらを後のグループや新たにグループに参加したメンバーが効率よく利用、学習(組織学習)できるかが問題となる。現在は、心理学的、認知科学的な知見を基に、システムに対しどのような機能として反映させることが可能かについての基礎的な考察を進めている。来年度は、これらの考察を基にさらなるシステムの機能拡張を進める予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 杉本雅則: "情報収集システムにおけるユーザモデリングと適応的インタラクション" 人工知能学会誌. 14・1. 25-32 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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