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1998 年度 実績報告書

盆地・堆積平野端部の地震動特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780290
研究機関東京工業大学

研究代表者

栗田 勝実  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (90282871)

キーワード盆地・堆積平野端部 / 増幅特性 / 伝播特性 / 関東平野南西部 / 阪神・神戸地域 / 地震観測 / 地下構造 / 数値解析
研究概要

本研究では、盆地・堆積平野端部の地域において地震動の増幅特性、伝播特性がどのような特徴を示すのかを主な目的としている。そのため、表題にあるような研究対象の地域として、関東平野南西部と阪神・神戸地域を取り上げる事とした。対象地域には地震計を高密度に設置し地震観測を実施し、得られたデータの解析を行うと共に数値解析の面からも検討を進めていく。そして、盆地・堆積平野端部の地域の地震動特性の解明のため研究を進めてきた。本年度に実施された研究内容は以下の通りである。
1. 地震観測:研究対象地域の一つである関東平野南西部の堆積平野端部に(神奈川県相模原市)地震計を展開した。現在、地震観測は継続中である。
2. 地下構造探査:地震観測を実施している関東平野南西部の堆積平野端部地域で微動のアレイ観測を実施し解析を実施中である。また、人工地震探査等で得られた既存データを集め地下構造の見直し・検討の実施中である。
3. 数値解析による地震記録のモデリング:地下構造データが豊富で、すでに地震観測記録が存在する神戸・阪神地域を対象に、観測記録から得られた地震動特性を数値解析面から説明を試みている最中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 栗田勝実・山中浩明・山田伸之・瀬尾和大: "兵庫県南部地震の余震記録に見られる堆積層の影響とその数値シミュレーション" 地球惑星科学関連学会1998年合同大会予稿集. 377 (1998)

  • [文献書誌] 栗田勝実・山中浩明・瀬尾和大: "数値シミュレーションによる兵庫県南部地震の余震記録の解釈" 日本建築学会1998年度大会(九州)学術講演梗概集. 構造II. 133-134 (1998)

  • [文献書誌] 栗田勝実・山中浩明・山田伸之・瀬尾和大: "1995年兵庫県南部地震の余震観測記録に基づく神戸市東灘区の地震動特性" 第10回日本地震工学シンポジウム論文集第1分冊. 921-926 (1998)

  • [文献書誌] Kurita,K et al.: "Characteristics of seismic ground motion from aftershock records of the 1995 Hyogoken nanbu earthquake" The Effects of Surface Geology on Seismic Motion. 2. 553-558 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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