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1998 年度 実績報告書

可視域光断層像再生によるFRCプラズマ内部構造の動的変化研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780295
研究機関大阪大学

研究代表者

吉村 智  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40294029)

キーワード磁場反転配位プラズマ / 計算機トモグラフィー / 磁気圧縮プラズマ / プラズマ移送 / 可視域光
研究概要

背景:反転磁場配位(FRC)プラズマは、プラズマベータ値が90%程度と他の装置に比して極めて高い。そのため、FRCプラズマはヘリウム3核融合炉として成立する可能性があり、ゆえにFRCプラズマの物理を明らかにすることは、重要な研究テーマである。
目的:FRCプラズマのプラズマ内部構造を測定する方法は、未だ充分には開発されていない。当研究では、プラズマからの可視域光輻射強度分布を多チャンネル計測し、計算機トモグラフィー(CT)の手法を用いて断層像の時間発展を得ることを目的としている。
成果:今年度の成果は以下の通りである。
(1) 検出器としては、従来光電子増倍管が使用されていたが、これにはチャンネル間の相対較正が困難などの問題がある。そこで、検出器として16チャンネル一体型のフォトダイオードを使用することにした。
(2) 可視域光によりCTを行うには、測定光を分光することが不可欠である。分光器を使用することが考えられるが、これではシステムが高額になってしまう。検討の結果、色ガラスフィルターが最も適切であることが分かった。
(3) 可視域光によりCTを行うには、真空容器壁面からの反射光を低減する必要がある。黒色塗料を使用する方法がこれまで用いられて来たが、真空を劣化させてしまう欠点がある。黒色アルマイトによる反射防止板を制作し、これが充分な性能を持っていることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Yoshimura: "Control of Magneto hydrodynamic Activities by Comen Hybrid Current Drive and Electron cyclotron Heating in wt-3" Proc.of 1998 ICPP & EPS Conf.on Contr.Fusion and Plasma Phvsics,. 1344-1347 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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