FRCプラズマのプラズマ内部構造の測定方法を開発することを目的とする。本研究では、プラズマからの輻射光空間分布をフォトダイオードアレイにより測定し、計算機トモグラフィー(CT)の手法を用いて、断層像の時間発展を得た。 成果:今年度の研究結果は、以下の通りである。 (1)光検出器として、フォトダイオードアレイを用いたピンホールカメラの試作を行った。 (2)前置増幅器および主増幅器を製作した。 (3)真空容器壁面からの反射光を低減するために、黒色アルマイト板を用いた反射防止措置を行った。 (4)FRCプラズマからの輻射光の空間分布の測定を行った。 (5)実験データを解析するために、フーリエ-ベッセル展開を用いた像再生コードの開発を行った。 (6)実験データの解析を行い、FRCプラズマの中心軸が真空容器の中心から変位している現象を見いだした。
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