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1998 年度 実績報告書

マウスのPolycomb応答エレメントの同定とその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10780420
研究機関大阪大学

研究代表者

友常 大八郎  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (80283802)

キーワードポリコムグループ / 転写制御 / ボディプラン / トランスジェニックマウス / Hox遺伝子
研究概要

Polycomb group(Pc一G)遺伝子群は発生過程において、Hox遺伝子(HOM-C遺伝子)などの転写を調節している遺伝子群である。Pc-Gの一つであるrae28の欠損マウスでは8つのHox遺伝子の発現境界が前方に変化している。
これらの発現変化を詳細に解析した結果、発生初期には、Hox遺伝子の発現は正常であることが認められ、rae28はHox遺伝子の発現維持にのみ関わっている特殊な転写因子であることが分かった。この転写制御を仲介するDNAエレメント(PRE)を同定するために、1)rae28欠損マウス、2)rae28遺伝子を強発現しているトランスジェニックマウス、3)Hox遺伝子の転写制御領域をレポーター遺伝子(lac-Z)に繋いだトランスジェニックマウスの3系統を用いた掛け合わせ実験を行なっている。そして、現在までにPREを含んでいると思われるDNA領域、つまり、rae28の有無によるレポーター遺伝子の発現変化をもたらすDNA領域の同定に成功している。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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