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1999 年度 実績報告書

形態形成におけるヘッジホグシグナル伝達経路の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10780434
研究機関理化学研究所

研究代表者

戴 平  理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 基礎科学特別研究員 (20291924)

キーワードヘッジホグ / GLI / コアクティベーター / CBP / プロセッシング
研究概要

形態形成において重要な役割を果たすヘッジホグシグナル伝達経路において、動物細胞Gli遺伝子ファミリーの3つの遺伝子産物(GLI1〜3)は重要な役割を果たしている。しかし、各々の機能的差異については全く分かっていなかった。私達は転写仲介因子CBPが転写因子GL13に結合し、そのコアクティベーターとして機能すること、GLI3がGli1プロモーターに結合し活性化することを明らかにした。また、GLI3がメタルフィンガー領域の後ろ側でプロセッシングを受け、N端側領域を含むリプレッサーが産生されることを明らかにした。このプロセッシングはPKAシグナルによって促進され、逆にShhシグナルによって抑制されることを示した。これらの結果から、ショウジョウバエのヘッジホグシグナル伝達経路において機能する転写因子Ciと同様の機能を、GLI3が持つことを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 戴平他: "Sonic hedgehog-induced activation of the Gli1 promoter is mediated by GLI3"J.Biol.Chem.. 274. 8143-8152 (1999)

  • [文献書誌] 高橋知巳他: "Inhibitory interaction of c-Myb and GATA-1 via transcriptional co-activator CBP"Oncogene. 19. 134-140 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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