・大阪の漫才、落語を中心に、笑いに関する話芸の音声資料を収集して、その中から選択的に文字化した。 ・上記で得た文字資料と、活字で出版されている落語の文字資料を対象として、その談話論的構造を分析し、特に落語語に関しては、その<下げ>の談話論的構造に関して、一定の見解を得た(裏面記載雑誌論文)。 ・研究代表者の著書(1999)『大阪ことば学』において整理した大阪方言の文化的、行動論的特徴を話芸資料の中に見つけるという作業を行い、同書の分析の有効性を確認するとともに、笑いと文化との強い相関を確認した。
|