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1998 年度 実績報告書

談話を通じての学習の相互行為的達成

研究課題

研究課題/領域番号 10831008
研究機関富山県立大学

研究代表者

バデューチ ドミニク  富山県立大学, 工学部, 助教授 (20257596)

研究分担者 茂呂 雄二  筑波大学, 心理学系, 助教授 (50157939)
上野 直樹  国立教育研究所, 教育指導研究部, 室長 (40124177)
西阪 仰  明治学院大学, 社会学部, 助教授 (80208173)
キーワード社会的相互行為 / 会話分析 / 談話
研究概要

本年度は関連文書および先行研究のレビューと並行して、ある生化学者が実験室内に於いて研究助手にスペクトログラフィー分析器の使い方を訓練する様子をビデオおよびオーディオに録音録画撮影した。この研究データを文書化し、被研者たちの相互行為を音声学的かつ構造的な総合分析を行い、現在これらの分析結果をもとに構造的、生態学的また進化的見地から分析・検討した科学学習に関する研究論文を執筆中で近日中に「Research on Language and Social Interaction」誌に送稿する予定である。また、ある心理学者が防音室でパーセプションに関する実験を行う様子をビデオおよびオーディオに録音録画撮影した。このデータは現在、文書化を進めている。本年度、共同研究者である西阪仰助教授と「Mind and Activity Workshop」を企画、月1回平均で開催し3月現在、第10回目を開催した。このワークショップの目的は社会的相互行為や学習プロセス上でおこなわれる相互行為を調査研究することにある。ワークショップは通常5人の大学教員と5人の大学院生らの出席で構成されている。当代表研究者はこのワークショップにおいて初回を含め3回にわたり「生化学者のトレーニング」研究成果を分析進行状況に応じて口頭発表を行った。加えて平成11年3月に米国スタンフォード大学を訪問し来年度に予定している「招へい研究者によるワークショップ」開催準備として数人の著名な当領域研究者らと会談し招へい依頼を行い、現時点においてペンシルバニア大学(現カリフォルニア大学客員教授)のF・エリクソン博士およびヘルシンキ大学(現ゼロックス・パーク在)のY・エンゲストロム博士によるワークショップを、来年度夏から秋にかけて開催する予定である。またスタンフォード大学訪問中に当地の高等学校において6人の高校生が化学実験室である実験を行う様子を3日間にわたりビデオ撮影、収録した。これらの研究データ分析結果は平成11年度に「Mind and Activity Workshop」および国内外の学会等で順次発表していく予定である。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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