• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

科学の学習における談話のコンテキストと概念の理解の相互的構成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10831010
研究機関国立教育研究所

研究代表者

上野 直樹  国立教育研究所, 教育指導研究部, 室長 (40124177)

研究分担者 有元 典文  川村学園女子大学, 文学部, 講師 (30255195)
キーワード談話 / コンテキスト / 運動力学 / 概念の理解 / コンピュータ・ツール
研究概要

本研究の目的は,高校生や大学生の運動力学に関する「定性的な概念の理解」と「談話のコンテキストの組織化のあり方」の相互的な構成のあり方を会話分析的な方法を用いて詳細に分析し,この分析結果に基づいて,科学的な概念の理解を容易にする教授法をデザインすることである.そのために,平成10,11年度に,以下の計画を実施した.
1.教授デザインを構成する学習教材の開発
a.さまざまな観察点(慣性系)から観察された運動や力の現象に関する一連の問題群.
b.運動力学的な現象をシミュレートしたコンピュータ・ツール.
c.VTRによって記録された実際の力学実験,観察事例群.
2.大学生についての学習実験およびその場面の会話のビデオ分析
大学生に関して,運動力学的現象を観察するコンテキストがどのようなものかを,教授者と学習者が,開発したツールを用いながら相互に理解を明示しあい,また,共有することで,力,質量といった,従来は学習がきわめて困難であると考えられてきた概念を容易に理解することが示された.詳細な結果は,近刊の本(認知的道具のデザイン,金子書房),および,CDロムによってまとめられている.

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi