研究課題/領域番号 |
10835013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
中園 眞人 山口大学, 工学部, 教授 (60164208)
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研究分担者 |
多田村 克己 山口大学, 工学部, 助教授 (30236533)
宮崎 充保 山口大学, 工学部, 教授 (30136402)
三池 秀敏 山口大学, 工学部, 教授 (10107732)
長 篤志 山口大学, 工学部, 助手 (90294652)
木下 武志 山口県立大学, 生活科学部, 助手 (90244772)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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キーワード | 映像デザイン / コンピュータ・ビジョン / コンピュータ・グラフィックス / エンターテイメント / 感性デザイン / デザイン工学 / アニメーション / 動画像処理 |
研究概要 |
本研究では、現象の計測・解析及びモデル化を目指すコンピュータ・ビジョン(CV)と、モデルからの映像創成を目指すコンピュータ・グラフィックス(CG)のディジタル映像処理技術の研究を基礎として、1)人間感性に訴える、質の高いCG映像デザイン創成手法及び評価手法の開発、2)デザイン工学の観点からの、映像デザイン教育プログラムの開発、3)造形基礎訓練を基礎とする映像デザイン教育を通して、TV-コマーシャルCG等の作品制作と発表、を目的とした。具体的な研究成果は、以下の通りである。 1)照明の時間・空間的不均一の状況下での、オプティカルフロー(見かけの速度場)の高精度精度推定法の提案と、繰り返し計算の収束性能が高い手法の開発。この技術をCG映像の速度曲線の設計に応用。 2)リアリティの高い映像表現を可能にする独自のCG技術(パンビデオシーケンスを用いたパノラマ画像作成や、太陽の半影が存在する昼間ランドスケープのCG表現手法)を提案。 3)構成基礎訓練とCG-オペレーションの習得を基礎とする、新しい映像デザイン教育手法を開発。 4)TV-コマーシャル(テレビ山口)CGや、"時のシンポジウム(林原フォーラム)"用オープニングCGアニメーション映像の制作実践を通して、映像デザイン制作手法と作品の心理感性評価手法を議論。 5)研究成果の発表(国際会議)を兼ね、映像デザイン教育手法の討論及び調査研究のため、ヨーロッパのデザイン研究機関(ウイーン応用芸術大学、マグデブルグ大学及びケルンメディアアート大学)を視察。ディジタルデザインのあり方、デザインと芸術・工学の関係を議論し、海外のデザイン教育の実情を見聞した。 7)研究により得られた知見や技術を総合し、SIGGRAPH2000のComputer Animation Festivalと、研究発表(Sketches & Applications)に応募した。
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