研究課題/領域番号 |
10836022
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然史科学
|
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
舘野 義男 国立遺伝学研究所, 生命情報研究センター, 教授 (00202424)
|
研究分担者 |
川西 祐一 富士通(株), 科学システム統括部, 研究職
小林 薫 (深海 薫) 国立遺伝学研究所, 生命情報研究センター, 助手 (20225494)
五條堀 孝 国立遺伝学研究所, 生命情報研究センター, 教授 (50162136)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
キーワード | 自然史 / 分子進化 / 構造進化 / HLA / ゲノム / オペロン / ミトコンドリア / ペリプラズミック結合タンパク質 |
研究概要 |
本研究では、遺伝子を分節構造体と捉えるとともに、遺伝子をゲノム上の有機集合体を見据えて、過去2年間において以下のような研究を行った。 1.HLAゲノムの進化的動態の解析 2.微生物全ゲノム比較によるオペロン構造の進化的解析 3.大腸菌株のゲノム比較による進化速度の推定 4.ミトコンドリア全ゲノム配列に基づく脊椎動物の系統解析 5.Periplamic bindingタンパク質ファミリーの分節構造進化の解析 6.アセチルコリン受容体遺伝子の分節構造の進化解析 7.真核生物のプロテオソーム手法に基づいた新遺伝子の発見 8.ホヤのメラニン合成系遺伝子の進化的解析 9.ゲノム情報のデータベースデザインの研究 10.大量ゲノム情報の処理ソフトの開発研究 これらの研究は、一見脈絡が無いように見えるが、それぞれがゲノムの進化学的解析(1、2、3、4)、遺伝子やタンパク質の分節進化解析(5、6)、遺伝子やタンパク質の有機集合体としての解析(7,8)、そしてゲノムの情報生物学的研究開発(9,10)と分けることが出来る。これらの研究はそれぞれの種々の国際学術誌に出版されたが、全体を通しての成果は、遺伝子やその制御領域の有機集合体としてのゲノムの自然史的研究に貢献をもたらすと信ずる。
|