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1998 年度 実績報告書

電力機器から発生するVHF/UHF電波放射源の特定とモデリング

研究課題

研究課題/領域番号 10837007
研究機関大阪大学

研究代表者

河崎 善一郎  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60126852)

キーワード部分放電 / 電磁放射 / VHF電磁パレス / 広帯域アンテナ / 干渉計 / 相互相関関数 / 重み関数 / 位置標定
研究概要

本研究ではガス絶縁開閉装置,発電機等々の電力機器や配電線研子の部分放電に伴うVHF/UHF電波放射源位置を広帯域干渉計により特定しそのモデリングを行うことを目的とした。この目的のため平成10年度は,広帯域・高利得のログアンプを製作し,広帯域アンテナとしての性能評価と,広帯域干渉計を設計するための予備試験を行った。以下がその研究実施工程である。
6月〜9月
VHF広帯域・高利得ログアンプの設計と製作を行った。又従来から所有しているSHF帯ダウンコンバータを用いた観測システムの整備を行った。
10月〜12月
製作した広帯域アンテナ(25MHz〜250MHz)の性能評価のため,模擬部分放電源を用いた実験を行った。さらにSHF帯のダウンコンバータを用いた実験も併せて行い,上記アンテナを用いた測定結果との比較も行った。又従来の広帯域アンテナでも測定を行い,製作したアンテナが,所望の利得を有していることを確認した。
1月〜3月
複数台のアンテナを設置して模擬部分放電源を用いた実験を行い,広帯域干渉計製作のための基本方針を検討した。すなわち適切なアンテナ配置法の検討やデータ処理法の検討で,より正確な放電源位置を求めるための重み関数法を考案した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 川田,安部,河崎: "ウェーブレット変換を用いた電磁波時空間位相差法による部分放電検出" 電学論誌. Vol.118-B. 908-909 (1998)

  • [文献書誌] Ampol,河崎,松浦、川田,久納,奥: "ウェーブレット変換による」配電線地絡故障の原因判別" 電学論誌. Vol.118-B. 1060-1061 (1998)

  • [文献書誌] 内海,河崎,松浦,河崎: "ウェーブレット解析とファジー理論を用いた軸受部劣化診断のための潤滑油摩耗粒子識別" 電学論誌. Vol.119-B. 147-155 (1999)

  • [文献書誌] 細矢良夫: "電波伝搬ハンドブック" リアライズ社, 407 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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